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資料2「遊び」について

 

1.その概念と基準について

?概念
「それ自体を目的とした活動」
「動機が過程そのものにあるというような構造をもった活動」
?基準(レオンチエフ、ピアジェ、ホイジンガ、カイヨワ)
1.遊びは自由なものである。
2.遊びは魅力的であり、楽しいものである。
3.遊びは自発的なものである。
4.遊びは不確定で、組織的でないものである。
5.遊びは虚構であり、現実そのものではないものである。

 

 

2.発生原因

?感覚運動的不統一性(精神的不統一性)
?衝動性
?知的態度とそれに対立する感情的態度の両立
?上記の3項による事物に対する「ためらい」感
(引き付けられる気持ちと離れようとする気持ちの相反的対立感情の両立により生じる行動)

 

 

3.構造的分類

?機能的遊び(衝動遊び、練習遊び、実践的遊び)
?想像遊び(ごっこ遊び、空想遊び、模倣遊び、役割遊び、象徴的遊び)
?受容遊び(鑑賞遊び)
?構成遊ぴ(創造遊び)
?集団的遊び(きまりのある遊び)
参考書:レオンチェフ著・柴田議松訳「子どもの精神発達」明治図書・ピアジェ著・大伴茂訳「遊びの心理学」黎明書房・ホイジンガ著・高橋英夫訳「ホモ・ルーデンス」中公文庫カイヨワ著・多田、塚原訳「遊びと人間」講談社文庫

 

 

 

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